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ethnic0229の平凡にしてカレーなる日々

カレーのモコモコ(町田)

2017/08/29 19:10 趣味



晴れたり曇ったり時には雨がぱらついたりと天気のはっきりしない7月下旬某日、またしても町田にいた。町田はなんだかんだと昔から縁のある町だ。町自体は嫌いではないが、特に好きというわけでもない。


町田駅に関していえばJR側から小田急側に抜ける長いペデストリアンデッキは嫌いである。というか、ペデストリアンデッキが嫌いというよりは、あのアクセスの悪さが嫌いである。元々は横浜線側が原町田、小田急線側が新原町田という別の駅だったので、連絡の悪さは仕方がないところでもあるのだが、そこは100歩譲るにしても、芋の子を洗うが如きあの混雑ぶりもたまらない。年を食うに連れて、年々人混みが鬱陶しくなって来ている。


なので、事情が許す場合は、八王子方面に抜けたり八王子方面から南下したりする際に、町田を経由しないところの相模線ルートを使うことが近年は増えた。トコトコと走る相模線に乗って丹沢の山々を見やりながらのんびり移動するわけである。


多くの人に神奈川だと勘違いされる町田だが、実際市の中心部を歩く人たちの半数は相模原市民(神奈川県民)。八王子市の中心部を歩く人間の半分が山梨県民であるようなものだ(ウソ。ただ、結構な数の山梨の人間が八王子の街中を闊歩しているのは事実)。隣接していることもあるが、大規模ショッピング施設が元々相模原市内に少ないことも関係している。相模原に不足しがちなカジュアルさを町田という街が多分に持っているところも関係していそう。なんせ、相模原は長年「さがみっぱら」とか言われて来た町である。ただ、「原町田」という現在も残る地名も洗練された地名とはいえない。だが、富澤商店の本店もあったりするし、デパートも多くて、買い物に向いている街であることは間違いない。



今回は、当初他日訪問した「アッチャ」を目指していたのだが、途中で気が変わった。前回アッチャに出向く際に見かけた面白そうな店のことを思い出したからである。それがこちら。


ネパール人顔負けのなんでもござれ系のカレー店だが、やはり「南インド」を謳われると弱い。どうにも気になってしまうわけで。結果的に午前11時半の開店に合わせて一番乗りすることになった。




店内はこんな感じである。画像には写っていないが、右手側にカウンター席がある。


メニューを見る。


今見たら、「裏にもメニューあります」とあるが、あまりきちんと見なかった(←ダメだし!)。頼んだのは、南インド風大辛カレーのチキン・豆のハーフ&ハーフ(880円、税込・以下同じ)をライス大盛(100円)で。



こんなサービスもあるので、ありがたく活用させていただく。




ブツはそんなに時間がかからずに到着。



南インド風大辛カレー、チキン&豆のハーフ&ハーフがこちら。



他にビーフもあり、実は勧められたのだが遠慮した。南インドだと「ビーフ」は苦しい。基本、 ビーフはあまり食べない地域のはずだ。理由は歴史的にみて北部と違いイスラムの浸透が弱かったから。やっぱりできるだけ本場っぽいのが食べたいという気持ちは常にある。


で、このカレーなのだが、マスタードシードとかカレーリーフとかの南インド料理に必須なアイテムとは無縁。タマリンドも使われていない。どちらかというと名店デリーのカシミールカリー風の味付け。豆も、ムングダルとかトゥールダルとかでもなければ、挽き割りでもない。えんどう豆とかうずら豆とか、場面的にそれっぽくない豆が入っている感じで、要するに全然南っぽくない。味は決して悪くなく、確かにその辺に転がっているカレーよりはインドっぽいのだが、少なくとも「南インド」ではない。


ライスはきちんと香っていて、インディカ米が入っていることは確かだが、日本米と混ぜてある。拙レシピでいうところのハイブリッドライス。インディカ米の比率が高め。ここら辺は、企業努力がきちんと感じられる。こういう風にすることにはきちんと意味があり、その辺のことはこちらにもわかっている。


総括すると、このカレーに関しては確かにインド「風」なカレーであるとは言えるのだが、「インドカレー」とは言えず、お店でもそこまでは言っていないのでいいのだが、南的な部分に関しては、「南インド風」と「風」まで付けてボカしてもまだ足りず、用語の使い方として明らかに語弊があるそれであると断ぜざるを得ない。申し訳なくも、全く南インド風になっていないのだ。味的にいって、サンバルパウダーくらい隠し味として使っている可能性はあるが、だとしてもそれだけでは明らかにパンチ不足。南インド然とするところまでは到底辿り着けていない。


お店としても南インドカレーのブームがやって来ていることはわかっているようなのだが、単にブームにあやかろうとしているだけで、残念ながら内実が伴っていない。この分野に関してはプロとしては不勉強の部類である。


これでは、予備知識が何もなくて、なんとなくカレーを食べに来た客ならまだしも、本当に南インド的カレーを求めて来た客が肩透かしを食わされてしまう。正直、あまり厳しいことは言いたくなく、これまでも言って来てはいない。でも今回は叱咤激励せざるを得ない。味は決して悪くなく、十分賞味に堪えるのだから、この辺は須らくなんとかしてほしいものである。



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