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ethnic0229の平凡にしてカレーなる日々

アサノ(町田)

2017/09/01 17:40 趣味

「カレーのモコモコ」(前回記事)を訪問した日の夕方、まだ町田にいたので、今度は「アサノ」を目指した。この地で30年来続く名店で、名物は神奈川県産の高座豚を使ったカツカレー。少なくとも過去に2回ほど訪れようとしたことがあるが、いずれも休業日に来てしまいスカを喰らっている。1回は普通に定休日に来てしまったのだが、もう1回はそうではない日に来て、改装だか何かで閉まっていた。なんだかんだいっても当方にとっては与しやすくない店。



町田駅からは徒歩5分ほどの場所にあり、目抜き通りを曲がった商店街から更に狭い路地裏に入った場所にひっそりと存在する店なのだが、閉塞した場所にあるにもかかわらず、店は常に盛況で、この日も夜の部の開店直後の17時過ぎに店舗前に到着したところ、既に店の前に行列が出来ていた。15分ほど待ったところで入店が叶った。



この店は、非常にメディアへの露出の多い店で、昔からよく雑誌などで取り上げられている。手元に10年ほど前に出されたdancyu誌があるが、それにも載っている。店内の画像もあるが、今よりも倍以上広い。店主親子が二代並んだ様子で写っている。住所は現在も変わっていないようだが、当時と比べるとかなり手狭になったような印象を受ける。カウンターの向かいにある厨房の中には、人2人がなんとか作業をこなせる程度のスペースしかなく、どちらか一方が動けば動線がバッティングしてしまう。今は代がわりしていて、2代目が切り盛りしている。他にアルバイトの女性が1人。



入店したら、即注文。メニューは以下。頼んだのは「リッチなカツカレー」。



それにしても、以前はとんかつ屋さんぽいいかにも小綺麗な店内で、広々としていたようだが、随分と手狭になったものである。言葉は悪いが今はやや小汚い感じで、厨房の中も雑然としていて、全体的に以前のような清潔感はない。そうした狭苦しい店内に客が6、7人入り、いっぱいいっぱいの状態になり、肩を並べひしめき合いながら実に美味そうにカレーを食べている。店外には常に行列が出来ており、売り切れ仕舞い。つまるところそれだけ実力のある店ということなのだ。


まずは糠漬が出される。これをつまみながら待つわけである。



こちらがお待ちかねのブツで、供されるまで15分ほどかかった。



トンカツは全体に小ぶりだがサクッと仕上がっていて、肉の甘みが上品に伝わって来る。さすがは高座豚という感じである。一切れ一切れが小さいが、この切り方がまた良いのだと思う。カレーが絡みやすいのだ。最初の一口だけはトンカツソースをかけて賞味し、あとはカレーとともにいただく。


そのカレーは、とんかつ屋のカレーなどと比べるとずっとスパイシーだが、インドカレー専門店のそれと比べた場合には、ぐっと抑制が効いていて、それほどスパイシーという感じもしないわけで、その辺の匙加減は絶妙。数種類の野菜や果物に昆布などを加え、長時間煮込んだあと、店独自の配合のミックススパイスを投入して完成したカレーは、パプリカっぽい風味を奏でつつもどことなくフルーティでやや甘口な感じである。


カツ以外にゴロゴロと肉や野菜が具として入っている。これらもきちんと味わい深い。硬めに炊かれた日本米とともにそれらを食べると、美味さのあまりスプーンが皿と口との間を往復するシャトル便と化す。


日本一うまいカツカレーとの呼び声も高い一皿だが、まさに宜なるかなの感。トンカツにカレーが付随するのではなく、カレーにトンカツが付随する、それも銘柄豚のトンカツが付随する文字通りリッチなカツカレーなわけで。


さすがに町田だけのことはあり、カレーの分野にもいくつか面白い店が存在するが、この店はそうした中の筆頭ともいうべき存在。町田に来られた折には是非とも来店をおすすめしたい名店といえる。


https://tabelog.com/tokyo/A1327/A132701/13006035/dtlmap/



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