0dd27e5aa1e331d19a086e5a4ed24316?1384905564
ethnic0229の平凡にしてカレーなる日々

マハラジャ(新横浜)

2017/09/11 15:30 趣味

新横浜に所用が発生した日のお昼どき、例によって例のごとく自分の中で(カレーでも食べるか)とこうなった。候補店として頭に浮かんだのは「マハラジャ」。


チェーン店で、主に東京に店舗を構えるが、神奈川県下だと今回訪問する新横浜とみなとみらいにのみ店舗がある。関東以外だと名古屋に1店舗。なんとニューヨークにも店舗があるようだ。これは今回これを書くにあたってHPを開いたことで初めてわかったのだが、これまではこのことを認識していなかった。ハラルなので、ムスリムの方々も利用できる。


店舗は駅ビルの9階に入っている。エントランスはこんな感じである。




ドーサも食べられる。ランチタイムは不可。


夜のおすすめメニュー。



本日のお目当はこちら。


昔、まだ学生だった当時、渋谷109にマハラナというこのチェーンの系列店が入っていて、そこでも千円バイキングをやっていた。時々食べに行ったもの。当時はまだ食べ歩き等をしておらず、インドカレー全般に関する知識もほぼないに等しい状態だったが、その頃からこのチェーンには縁があるわけで。ただ、気持ちの上で特に入れ込むようなこともなく。この辺の話は以前にも書いた。


開店早々に入店すると、店内はこんな感じでがら空き。でも、1人客なので座席を選ぶ自由はない。頑としてインド人だかネパール人だかの店員に「ここ」と決められてしまう。繁忙時間帯だから仕方のないところでもあるが、この辺の融通のきかなさは、日本流の接客とは一線を画するところ。


ここは基本、1人客はそれほど大事にされない。呼び込みの段階からそう。2人以上だと呼び込みを掛けて来たりするが、1人客はスルーされる。まぁ、致し方ない。



バイキングスペースはこんな感じである。



カレーは4種類。




ということで以下セッセと取り分けてこんな感じに。


ナン。

この店の場合、ナンだけはセルフサービス店員が運んで来てくれるスタイル。若干モチモチするが、本場っぽいテーストで美味。きちんと日本人客に対するキラーアイテムとして位置付けているようで、「お代わりどうですか」と時々聞きに来る。しないと怪訝に思うようなので、一回だけお代わりする。するとこんな感じになって運ばれて来る↓



アイスチャイの単体画像は省略するが、ティーマサラの香り高くかなり美味だった。ミルク感強めで、シナモンも強め。



以下、カレーの感想を。



「チキンキーマカレー」

…大ぶりのジャガイモがゴロゴロ。辛さもある。日本人にとって馴染みやすい味。実際、後から来た若い女性客2人組のうちの1人がこれ美味しいねと発言していた。


「サグコーン」

…まろやか&穏やか。スパイシー感は抑えてある。ほうれん草ペーストという感じ。


「サンバル」

…やや変わっている。サンバルパウダーというよりは、ガラムマサラを使ってるような感じ。インゲン、ニンジン、カリフラワー、黒目豆、タマネギ、ナス、パプリカ、ピーマン、ジャガイモ等が入り、具沢山。今イチサンバルっぽくなく。その点がやや不満。

サンバルの本場である南インドではなく、北系の料理人の手によるものかも。マハラジャは、どちらかといえば北系の店。ダールと混ぜたら、豆の風味が増して、よりサンバルぽくなって混ぜる前より美味くなった。


「ダールカレー」

…これはインドの国民的料理であるダールタルカ風。ニンジンの小片入り。ただ、豆は緑豆(ムングダル)ではなくレンズ豆を使っているようだ。クミンがいい香りで、オイル感も適度。この中では1番うまいかも。

おそらく、インド料理慣れしていない客はチキンキーマカレーが、インドカレー慣れした客はこのダールカレーが一番いいと感じるのではあるまいか。もちろん、これは凄く大雑把な話で、味覚の個人差による結果のバラツキはここでは考慮しない。


ライスは普通に日本米だが、この店は昔からこの路線で、まぁ無難といえば無難。




そしてなんと言っても美味かったのがこれ。

アチャールというかアツァール。もう完全にネパールテースト。ゴマの風味が活きている。カロンジ(ニゲラ)も隠し味で使われている感じ。インド・ネパールと併記した時点でネパール風であることは確定したようなものだが、まさにネパリ。どうやら厨房にはネパール人もいるようだ。よもや、ネパール人だけということはなかろうが。カレーのカトリは各カレー1回ずつお代わりしただけだが、こちらはしこたまお代わりした。



デザート。

寒天はモッサリした食感。はっきり甘い。



千円でこれだけ食べておいてなんだが、少しばかり不満足感が残った。サービス面はさておき、理由を分析してみる。


一つ目は、サンバル。北の料理人が南の料理を作ると北っぽくなることがある(その逆もまた然り)のは、専門家も指摘するところだが、もろにそうなってしまっている。無論、不味くはないが、少なくともサンバルっぽくはない。サンバルは、人気の高いカレーで、普通に楽しみなカレーでもあるので、サンバルでへぐるパターンはいただけない。はっきりいって、これならエリックサウス(日本人が作る)のサンバルの方がずっと美味い。こうなってしまうくらいならこの店が自信を持っているレパートリーの中から選んだ別のカレーを置いた方がいい。


二つ目は、ライス。せめて少しでもいいのでインディカ米を混ぜて欲しい。まぁ、でもこれは一般的な日本人の嗜好を重視した場合、冒険にもなるので、この店のようなコンセプトで行く場合無理っぽくもあるが。「ライスはオマケね。ナンを食べてよ」ということなんだろう。


三つ目は、甚だ勝手ながら最近の当方の傾向。ランチでコスパ重視なカレーを食べるよりも、多少値が張っても、店にとっても「勝負形」であるところのカレーその他の料理(つまりディナーで食べるような単品系)を食べることで満足を得るのがスタイルとして板に付きつつあるという辺りの事情が関係している。


「カーン・ケバブ・ビリヤニ」のようによほどランチに力を入れているような店は別として、まかないに毛が生えたようなメニューをルーティン的にランチで出しているような店では満足を得にくくなっているわけで。まぁ、勝手にすればという話でもあるが。


考えてみれば、昼だからインドカレー店でランチ、ではライトな層と全く差別化されないわけで。ランチといえども、なんらかの狙いを引っ提げて来店した方がいい。それがないならせめてオーダー内容に工夫を施せという話。つまるところ一端のカレー通を気取っている当方としてはやや勇み足だったということになる。これではカレー通ではなくカレー痛である。


お後がよろしいようで。



http://www.maharaja-group.com






                     長文にお付き合いいただきありがとうございます


クックパッドブログへの
ご意見・ご感想をお聞かせください