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ethnic0229の平凡にしてカレーなる日々

スパイスボックス(小川町)

2017/09/21 21:10 趣味

8月の初旬某日の宵、所用で荒川区に出向いた帰り道、千代田線を小川町で途中下車し、「スパイスボックス」を目指した。比較的新しい店だが、南インドの5つ星ホテルで修行をしたシェフが腕を揮う店であり、人気店でもある。ケララ州の料理を出す。






店内にはカウンター席とテーブル席があり、広い空間が用意されているとはいえないが、どことなく温かみが伝わってくるような木目調の内装。厨房はシェフが1人で切り盛りしているようだが、ホール担当の女性店員は2人くらいはいた。いずれも若く、喫茶店の店員のようなユニフォームを着ているが、動作がどことなくぎこちなく、まだ場数を踏めてはいないようだった。



窓際の席に陣取り、まずは一杯ということで、ドリンクメニューから「ケララハイボール」(520円→420円、税込・以下同じ)をチョイスしてオーダー。料理本出版記念ということで、ファーストオーダーがドリンクの場合、100円引きになるサービスを実施中だった。



こちら、若干スモーキーな風味が感じられると同時に、「ブランデー+ライムジュース+塩+ソーダ」と説明書きにある通り、塩気も感じられるのだが、もう本当にかなり美味。正直、こんなに美味いハイボールは飲んだことがなく、クセになりそうな一品。



以下、料理のメニューを掲げる。


①ミールス


②ビリヤニ


③カレー


④粉物系


⑤ドリンク&デザート


⑥コース


①のミールスメニューから、Meals レギュラー(1,980円)をオーダーした。


この日は前菜として「トマトと自家製パニールの冷製」(300円)が付いたのだが、ハイボールの美味さにシビれた結果、調子付いてすぐに手を出してしまい、痛恨の写真撮り忘れ。パニールの旨味が凄い上に、ハーブの香りも良く、フランス料理を思わせるような味だった。




意外と待たされずに料理は到着。三十路後半から四十路と思われる地肌が浅黒い感じの日本人シェフは、大変手際の良い方とお見受け。やはり腕前は伊達ではない。




以下、順次見て行きたく。



「チキン(辛口)」

メインを張るカレー。大ぶりのチキンが二切れ。マスタードシードの影響が強い南インド仕様の美味カレー。カルダモンも入り、アクセントがしっかり効いた華やかな味わい。最後には生のカレーリーフが顔を出した。



「サンバル」

言わずと知れた、南インドを代表する豆と野菜のカレー「サンバル」だが、今までに経験のないタイプ。サツマイモのスライスのサクサクチップスが珍しい。旨味が強く、野菜が柔らかで素材感がある。前衛的な雰囲気。


「パチャリ」

トマト風味の優しい味わいのカレー。トマトチャッネがカレーになったような感じ。


「カダラカリー」

辛いひよこ豆のカレー。ベースのグレービーがしっかりしていて、豊かな旨味。ココナッツな風味も感じられる。ブラックペッパーのパンチ力もヘビーに効いている。


「トマトラッサム」

ラッサムにしては、かなり優しい口当たり。今までにない経験。スープのよう。


「ライタ」

ヨーグルトの酸味はあくまでも穏やかで、微細にカットされた野菜の自己主張も穏やかで、裏方に徹している。バスマティライスとの相性が超抜群。よく考えられていると感心。


「トーレン」

牛蒡の旨味の引き出し方が秀逸。ココナッツと野菜の旨味の調和度が高く、華やかな味わい。甘みの出し方も素晴らしい。


「ケララポロタ」

ケララ州名物。生地はナン同様、精白小麦粉から作られる。タンドール窯ではなく、鉄板を使って焼かれていて、食感はクロワッサンやデニッシュの食感にやや似たものがあるが、独特である。ここのパロタはいかにもケララ州らしくココナッツの香りが素晴らしい。柔らかい生地からもココナッツの甘みと旨味が伝わって来る。かなり美味である。


「プレーンプラオ」

カルダモン、甘いレーズン様のナッツが入り、スパイス感も豊かで美味。ライスは長粒種の香り米。ライタをまぶすと最高だった。


「パパド」

味重視タイプ。やや塩気が強く、旨味しっかり。



こちらは、料理と一緒に供される付け合わせ。左がタマネギの酢漬け。レモン風味。上品だが控えすぎない絶妙な線の酸味。

右がアチャール。鮮烈な辛さで酸味も適度にあり、全体的にパンチのある逸品。


プレーンプラオはお代わりをした(380円)。


もう本当に美味しくて大満足なのだったが、それは他のお客さんも同様のようで、目の前の席にいたアラサーから三十路と思しき女性客6人の面々が、口々に「美味しい」と繰り返す。それがかなり長い時間続き、美味しい連呼の大連チャンなわけで。


ということで、ここは超オススメのお店である。カップル客もいたし、用途は色々かと。カレー好きのおっさんが1人で行っても、存分に楽しめる。


なお、このお店のシェフが出した本は以下で、先般紹介済みであるが、再掲することにします。



https://www.amazon.co.jp/スパイスボックスのカレーレシピ-斗内-暢明/dp/4839963363



https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13191118/dtlmap/



                   長文にお付き合いいただき、ありがとうございます

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