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ethnic0229の平凡にしてカレーなる日々

プルジャダイニング(巣鴨)

2017/11/02 18:10 趣味

所用で板橋区に出向いた。帰りしな、都営三田線で北を上とみて上の方から普通に下って来ると、途中巣鴨にぶつかる。巣鴨にはネパール料理の超名店「プルジャダイニング」がある。疲れていたので少し面倒な気持ちもあったが、山手線に乗り換えるためには、巣鴨はどうせ一旦途中下車しなければいけない駅であるわけだし、この際頑張って足を延ばすことにした。幸い、駅から徒歩3分ほどの所に店はある。この日も例によってプルジャさんと、純朴そうなネパール人男性店員のお二人で店を切り盛りしていた。ディナータイムの来店。



もう何度も訪れているお店。料理はお世辞抜きで唸るほど美味い。自分的には、プルジャさんは「ネパール料理の名人」という位置付け。最近は、隣の大塚や群馬県の館林にも「プルジャダイニング」の支店があるらしい。過去には満席に近い状態で混んでいて、良い席を確保するために(立ち食いそば屋みたいな感じのカウンター席もあるが、長居するには不向きなため、そこには座りたくなかった)、外で何十分も待ったこともあったが、この日は珍しく先客ゼロのガラガラ状態だったため、スムーズに入店することが出来た。


1番入り口側の席に腰を下ろした(件のカウンター席が目の前に見えているかと思う。ここで一品程度頼んで軽く食事をして帰る客もいる)。プルジャさんは自分とは反対側の1番奥のテーブル席に腰を下ろして、何か作業をしている。店が暇な時は、こんな感じで作業をされていることも多いようだ。



まずはビールを頼んだ。アサヒ瓶ビール(550円、税別・以下同じ)。



こちらがビールのアテとして供された一品。冬瓜のような野菜が入っている。香りが素晴らしい。クミン、赤唐辛子、ターメリック等がよく効いている。美味。





次に上のメニュー表から「ダール バット セット」(700円)を注文した。これがネパール定食「ダルバート」を指していることは言わずと知れたこと。昼でもビックリする値段のダルバートが夜でもこの値段で食べられるところが凄い。




まぁ、値段が値段なだけに、簡素な体裁のダルバートなわけではあるが、これもまた立派なダルバートではある。というか、ネパールは本来貧しい国なので、あまり豪華過ぎないダルバートの方が、かえってネパールの人たちが本国で普段食べているダルバートに近いともいえる。


300種類くらいの豆を食べるネパール。ダルバートのメインたる「ダール」も日によって千差万別であり、七変化どころの沙汰ではない。


こちらが「ダール」。小魚入り。小魚入りの豆カレーは、プルジャさんのところ以外では食べたことがない。実はこのタイプの味わいのカレーが食べたかったのだが(ダールの中身は日によって変わる)、見事に図に当たった形。ダールマッカーニー風のねっとり感あり。激美味。黒目豆、生姜、小魚、大根葉、里芋ほかが具材として入っている。



「大根葉」はプルジャさんに訊くことで初めてそれと分かった。最初はムラサキ菜か何かかと思った。大根葉が食べられる種類の大根とそうではない種類の大根があるとのこと。こちらに入っている大根葉は言うまでもなく前者のそれ。この辺、ご自分の菜園を持つプルジャさんならではこだわりが感じられる。


こちらがハイブリッドライス。そう呼ばせてもらっているが、ネパール仕様のそれはバスマティライスの比率が高めである。ネパール料理は、南インド料理を基調としつつも、インド料理と比べると東インド寄りでもあるので、混じりっ気なしの純粋なバスマティライスよりは、短粒米を混ぜたハイブリッドライスの方がカレーや惣菜が引き立つような気もする。



タルカリ。タルカリとは惣菜のことだが、野菜がメインの具材となることが多い。今回は大根葉の炒めもの。かなり美味。


ムラコアチャール。ネパール料理の中では際立って有名なものの一つ。「ムラ」は大根。「コ」は「の」くらいの意味なので、大根のアチャールということ。ネパール風に発音すると、「ムラコアツァール」となる。たくあんを思い出させるコリコリ感。ゴマがよく効いている。酸味や辛味は相当程度抑えられている。非常に落ち着きのある味わい。これは、日本の田舎のおばあちゃんだって絶対に好きになれる味だと思う。


途中でお代わりライス(100円)を頼んだ。実にご飯が進むクンな味付けなのである。



ここで、「モモ」(550円)を頼んだ。モモを頼むのはこの店では初めて。



熱々。幸いソースも好きなタイプ。モモの場合、合わせるソースも大事だと思う。モモの中身は餃子と似ているわけだが、ほどよくスパイシーである点が明らかに餃子とは異なるところ。


〆に頼んだのが「野菜チャウミン」(600円)。

サッパリしている。クミンの利かせ方がごく穏やかで、酸味もわずか。センス抜群。唐辛子エキスの風味も。パプリカパウダーも効いている。自前の畑をお待ちなだけのことはあり、野菜もシャキシャキでよい感じに美味。麺は太麺。当方がレシピとして上げているタイプのチャウミンとはまた別のタイプの味。チャウミンは、本当に店によって味も千差万別なのだ。




それにしても、待てど暮らせどいっこうに客が入って来ない。静穏な雰囲気のまま、夜はしんしんと更けて行くわけで。。結局最後まで貸切状態だった。名店といえどもこんな日もあるのだ。町屋の名店「プージャ」のSanchitaさんも、そんな日もある旨述懐されていたことを思い出した。


会計は税込で2,700円ちょうど。最近、この店ではクレジットカードで支払いを済ませるのが普通になっているが、この日は現金でお支払いした。この客の入りを見ていると、そんな気分にもなったわけで。プルジャさんは、その辺の気持ちをきちんと察してくれるようなお人柄の方でもある。会計時、(珍しい、今回は現金ですか)みたいな感じの少しく明るめの表情をされた。


ディナータイムでも、3も出せば大満足出来る店。女性なら2でもイケるかも。チェーン居酒屋から足が遠のくわけである。ファミレス等の動向をみてもわかるように、安かろう悪かろうよりは、時には高いお金を払ってでも美味しいものを食べたいし、同じ美味しいものを食べるんでも、出来ることなら少しでも安く美味しいものを食べたい。最近は、そんな世相になって来ているような気がする。


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